完全無刺激な日焼け止めクリームとの出会い

これまで、日焼けはアトピーにとって大敵でえると述べてきました。
なぜなら、バリア機能が弱っているアトピー患者にとって表皮にいる感染源との戦いがとても大きな要因を占めているからです。
紫外線による細胞へのダメージは微量であっても感染源との戦いの主戦場である表皮細胞にはとてつもなく大きな敗因になってきます。
ダメージを受けた細胞は感染源にとって格好の餌食であり、退治する役目の免疫細胞にとっても紫外線ダメージによって免疫力の減退を起こします。この2つが相まって日焼け後に感染症にかかりやくすなり、且つ免疫力が復活した時には一気に感染細胞の駆除とダメージの入った細胞の駆除が大がかりに起きるため免疫細胞が急増し、患部に集まるため浮腫になりがちです。この時に弱った肌を溶かして浸出液が溢れでてくるのです。
このようにアトピー患者にとって日焼けはクリティカルな影響を及ぼします。

そこで、これまで数多くの市販日焼け止めを購入し、トライ&エラーで試行錯誤の実地テストを繰り返してきました。
日焼け止めの効果を示す指数としてSPFとPAがありますが、他のサイトで十分説明が成されているので割愛いたします。
テストの結果、多くの日焼け止めは塗ったときのベトつき感が強く、アルコールが含まれていたので塗るときも痛みを伴うものでした。
昨今はサラサラ感を売りにする日焼け止めが多く市販されてきており、写真のような日焼け止めを左から順番にここ数年で試しました。

特にヘルペス由来の傷、炎症がある箇所には日焼け止めを塗ると数分のうちに赤くなり、炎症が悪化しどんどん痛みが増してきます。特に汗が吹き出てくるとそれと反応し、かゆみと痛みが襲ってきます。

すぐに洗い落としても数時間その感触が残る始末でした。

これは日光が日焼け止めに当たると日焼け止めに含まれる粒子に反応し、活性酸素が生成されるためだと考えています。


とあるサイトでアトピー患者に優しいと書かれていたキュレルの日焼け止めクリームですが、確かに塗り心地はさらっとしていて数回使う程度のうちでは今までで一番いい感触でした。ただし、日焼けと汗でどんどん感触が悪くなり、暑くて汗を多くかく日はとても長時間つけていられなくなりました。

それからはしばらく日焼け止めクリームをつけない期間を経ましたが、アトピーの症状は日焼けとともに悪くなることが度々ありました。

夏場の紫外線ともなると10分屋外にいただけで日焼けを起こし、帽子を被って、サングラスをしていても道路からの照り返しで日焼けを起こす有様でした。

そこで、さらに敏感肌、アトピーでも支障がなく、汗で溶けてこないウォータープルーフの日焼け止めをWebで調査して薬局のサンプルテスターで何度か塗り試しながら選んでいきました。

その結果、ビオレのウォーターリッチが最も肌に障害性がなく、日焼けしにくく、汗で溶けてこず、汗をかいても違和感なく、UVカットの持続性も高い状態をキープできることがわかりました。

ビオレのウォーターリッチは美容液成分ヒアルロン酸が入っており、肌に浸透し、保護膜を作ってくれる感覚でした。従来試した日焼け止めみたいに白浮きもせず自然な感触と見た目で使用感も瑞々しい状態でした。顔から顎、首耳の後ろ、手、腕、足など露出するところは全て塗っております。

つけていても全く違和感なく、むしろ肌の調子がよいので朝洗顔した後に日焼けの予防として塗るようにしています。

このおかげで日焼けを気にすることがなく外出ができるようになり、アトピーの悪化も押さえ込めるようになりました。さらに美容液成分のおかげで肌つやもよくなり皮膚の調子がステップアップしたように感じました。

アトピー性皮膚炎といっても症状も様々ですし、皮膚の個人差も大いになりますので、この日焼け止めクリームが合う合わないは必ずあると思います。あくまでも私の肌になじみ、適応したひとつの体験談としてご参考になればと思います。

しかも、そんなにお高くないので豪快につけても財布の痛みは少ないので、これはとお思いになった方はぜひ一度薬局のテスターを試してみてはいかがでしょうか。

アトピー性皮膚炎の治療歴と効果のあった治療方法の知見と体験談

アトピーにお悩みの方へ 私のアトピー性皮膚炎の対処法の知見と治療経験談、 時間を追いながらこれまで行ってきた対策方法とその結果、 現状をお伝えしようと思いこのホームページを開設いたしました。

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