皮膚再生促進の方法
アトピーが治癒していく際に、これまで幾度となく皮膚の破壊と再生を繰り返してきました。その際痛みが極度に高まることもあり、いち早く皮膚の再生を終わらしてしまいたいと切実に感じておりました。
皮膚の再生を早める方法の探求はかれこれ10年以上前からトライ&エラーを繰り返しながら経験則により取り組んできました。
皮膚が再生しても患部に感染源などが残っているとそれが原因で痛みが引かないことや、皮膚の再生が遅延することもあったのでここにアップするまでのエビデンスが足りませんでした。
前の記事に書いたようにポピドンヨードによりすっかり外傷がなくなり、懸念しているような再発は一切なく、副作用も日常生活の中では無かったので続けています。
その間に、日焼けをしてしまい、顔全体にむくみが出るほどになりました。
もちろんアトピーにとって紫外線は大敵なのは重々承知の上です。
そして、日焼けの症状から治癒する過程で皮膚がはがれてかなり痛みを伴う症状が続きました。私の場合、日光に暴露(10分以上)で紫外線による皮膚ダメージが発症することがこれまで経験的にわかっています。
そして、暴露から2日後に皮膚ダメージに対して修復機能が発動し、免疫細胞が暴露個所に集中し始め浮腫の状態が1日続きます。その次の日は皮膚が剥がれ始め、弱く緩くなった皮膚が破れて浸出液が出始めます。
この時に黄色ブドウ球菌などに感染してしまうと痛みとかゆみが続き、患部の皮膚がより緩くなっていき浸出液が止まらなくなります。
ですので、このブログで前述したように次亜塩素酸ナトリウムのミルトン希釈液で患部を丁寧に洗い流して除菌し、乾かした後にポピドンヨードで殺菌します。その上からステロイド塗り薬を塗って表皮の治癒を促進します。
ですが、この過程の痛みはかなり強く、表皮が再生し始めるまではヒリヒリ感がとても辛いです。
そこで、新皮を再生させるためにこの後 遠赤外線のハロゲンヒーターを使い患部に5-10分程度温めるように照射します。
たったこれだけ?と思われるかもしれませんが、この遠赤外線が真皮の幹細胞を刺激し、皮膚の早期再生と炎症性免疫細胞の沈静化をさせるようです。
色々な方法を比較し、何度も試し、経験的にこの方法が一番皮膚の再生が促進するという結論に至りました。
夏場でも躊躇せずに電気ストーブで患部を温めてみてください。再生の速度が劇的に早まりますよ。
ところで、一般的に電気ストーブに用いられる遠赤外線ハロゲンヒーターは、人間の皮膚を通過する波長の赤外線を用いて体を温める防寒のための家電というのは良く知られています。
この波長が皮膚を通過しやすいのには理由があり、人体にとって必要な波長の光であるからです。そのため光による毒性はほとんどなく長時間暴露しても細胞を傷つけることはほとんどありません。太古より人類が火を使って生きてきたためこの波長に適応性があるためだと思われます。
ですが、電気ストーブは出力が強いため長時間暴露すると健常部位が低温やけどのようになる可能性があるので照射はほどほどに抑える必要はあります。
今回、日焼け症状をベースに皮膚再生のケーススタディとして観察できたのは、感染源による傷がかなり治癒していたことが挙げられます。
少しでも私の経験が皆様のお役に立てるように、これからも様々な療法を探求していきたいと思います。
直接、遠赤外線が当たると熱すぎるという方にはこのような商品がお勧めです。
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