・2018年1月27日まで
ずいぶん更新が遅くなりました。
これまで前述したようにミルトン希釈液を服用して2年が経とうとしています。
体調はすこぶる良い状態を維持しており、ヘルペスの発症の時期も乗り切ってきました。
風邪をたまにひく程度で通勤電車の車内でうつされているようです。
それ以外は体調もよく、中年太りにならないように食べ過ぎに注意する程度です。いくら食べてもアトピーのような症状は一切出なくなりました。
今回更新したのは新たな治療のステージに取り組み始めその経過をお知らせするためです。
以前ブログで手や頭皮の湿疹がまだ完全に治っておらず時間の経過と共に良くなると書きました。確かにある程度は良くなったのですが手にはあかぎれの傷が残っていたり、頭皮にはフケが出て皮膚が白くなってしまって厚いかさぶたができたらずっと残ってしまったり頭皮が時折無性にかゆくなることがありました。もちろん浸出液が止まらないや血がにじむほどのことはなかったのですがこれを治癒しなければ良くなったと公言するのにはばかられると思い治療方法の探求に努めてきました。
この症状が定常期に入ったのは約1年前です。
やはり冬の乾燥と外気温の低下で指があかぎれ、頭皮がかさついてきたのだと思っていました。しかし、この冬また同じような症状に悩まされ始めました。
かゆみや傷口があると定期的に薄めたミルトンで頭皮の洗浄をしてコラージュフルフルでもシャンプーしていました。
アトピー外来の皮膚科専門医に受診し、相談しましたが頭皮のステロイド配合ローション乳液を処方されただけでずっと絶え間なく塗るように指示をされました。
当初秋口は指示通り塗っていたのですが一向に回復する気配なく頭皮は白くフケが一面に出てくるようになりました。
ここまでの治療の効果を複合して考えると頭皮、指のあかぎれに関しては次亜塩素酸とニゾラールは耐性ができた、もしくはほぼ効果がない別の感染症に罹患しているの二つの因果に至りました。
次亜塩素酸の濃度を上げるため食器洗浄用ハイターを希釈して頭皮の洗浄を行いましたが結果は同じでした。コラージュフルフルシャンプーも毎日使いましたが効果は限定的でした。
別の感染症であると仮定するとマラセチア菌でもなく、黄色ブドウ球菌などの細菌類でもない常在菌であろうと推測できましたがそれ以上の特定は現状困難でした。
治療法の探求が目的のためこれまでの経験を元に考えた末たどり着いたのが生玉ねぎでした。
玉ねぎ、青ネギ、ニンニクに含まれるアリシンは抗菌成分で加熱すると甘み成分に変わるため食用にされてきました。
しかしアリシン自体は抗菌作用が強く、血液に滞留することで血中に取り込まれたビタミンと結合することで短時間で代謝分解されてしまうビタミンの血中の滞留を促し滋養強壮に効果を発揮します。この効果を利用した栄養ドリンクが武田製薬が出しているアリナミンドリンクです。
話を戻すと、このアリシンを食すると血中のビタミン滞留をよくするだけでなくその殺菌作用によって日和見感染を撃退する効果も古くから知られています。以前のブログのチャートにも記載しておりますが、私も過去にアトピーの症状がひどくぼーっとして体力が戻らなく熱っぽい時には生玉ねぎをスライスして食べていました。抗生物質を服用しても効かない時とアシクロビルを服用しても快方に向かわない時は生玉ねぎを食べて乗り切っていました。
今回の治療に玉ねぎを使ってみようと思いついたのはカレーを作ろうと玉ねぎを調理するために切っているときに生玉ねぎの汁が手についても全く違和感なくその患部がツヤが出ているように感じたのが始まりでした。
この効果に自信を持てたのは切った玉ねぎのへたを指のあかぎれた炎症部位に塗ってみて様子を見ました。しっかり傷口に塗り込むようにしたのですが塗ったその時はむずがゆくてある程度乾いたところで石鹸で洗い流してしまいました。
そのあと傷口にプロぺトを塗って保湿し経過観察しました。
次の日には炎症の赤くなった箇所がなくなり小さなあかぎれは傷が閉じてきていました。
さらに次の日には主だった炎症個所で傷がふさがりはじめ赤くなっていたところも正常な色に戻り始めていました。
3日後にもう一度生玉ねぎを切って指の傷に塗りこんで同じように経過を観察しました。この間はもちろんシャワー、風呂にも入っていますし通常通りの日常を送っています。
1週間ほど経過を見たところで生玉ねぎを頭皮のフケがよく出るところに塗り込んでみました。頭皮がかさぶたで凸凹しており一枚玉ねぎをむしって半分にして断面を頭皮におろし金のようにすりこんでいきました。
この要領で頭皮全体に玉ねぎの汁をすり込んで1時間ほど放置し自然乾燥したところでシャワーで洗い流しました。塗った際は痛みがあるのかもと不安でしたが全く痛みはなく爽快でした。頭皮にある傷口に塗っても全く痛みはなくそのあとのシャンプーで洗う時に若干しみる感じでした。次の日にシャンプーで洗ってから病院でもらったステロイドの頭皮ローションを塗りました。頭皮の傷口はこのときから痛み始めましたが驚くほどかゆみが激減していました。
過去ヘルペスにかかったことがあるので三叉神経にそって炎症がありかゆい部位が集中しており、この個所では厚いかさぶたが耐性化していましたが玉ねぎを塗るのを1週間続けたころにかさぶたが薄くなって痛みかゆみがなくなりまし。
この時には頭皮のフケも驚くほどに減って就寝中の頭皮のかゆみも全くなく睡眠も十分にとれるようになりました。
指のあかぎれの傷も驚くほどに治りが早くこれまで苦労していたような症状も一切出なくなりました。
ここまで効果があるとは思っていませんでしたが、生玉ねぎを少しずつ体のほうに塗って効果を検証しています。
ミルトンでアトピーの症状は出なくなりましたが傷が残っていたりたまに赤くなって発疹があるような場所に集中的に生玉ねぎの汁を塗って経過を見ているところです。
顎にたまに傷ができて小さい浸出液の塊ができたり、小さな化膿したできものがあったりすることがあったのですが生玉ねぎ汁を顎に塗ってみるとこれまであった顎の周りの赤みが消えてできものが全く出ないようになりました。さらに肌も電気シェーバー負けをしなくなりました。
比較するために足の膝から下には生玉ねぎ汁を塗らずに肌の調子をみながら経過観察しています。
塗らない箇所は肌が乾燥して白く粉を吹いたような肌になっているのに対し塗った個所ではこのような状態にはならずしっとりとした肌を維持できています。
残っている傷、発疹が起きやすい部位にも塗ってみて様子を見ていますが傷はふさがり治癒し始めており、発疹がでる様子もなく肌の色が健康な肌の色に戻りつつあるように見えます。まだ生玉ねぎを使い始めて2月ですがこの状態をキープできるように努めていきます。
この効果が玉ねぎによるものなのか確かめるためにレスキュー実験として現在玉ねぎを塗ることを停止しています。
停止4日目にして指の肌が少し荒れてきました。指にあかぎれが発生したら生玉ねぎを塗ってみて検証を再開しようと思っています。
検証が完了し治療効果が認められましたらまたここでご報告したいと思います。
追記2018年1月14日から27日まで
玉ねぎの絞り液を逃避と指のあかぎれに塗る治療効果の検証を行ってきました。
上述の通り効果が認められたので一旦使用を停止しレスキュー実験を試みました。
13日まで使用を停止したところ指のあかぎれと頭皮のフケかゆみ、ただれが再発してきて元の状態に戻りつつあるように見えたので14日から生玉ねぎのしぼり汁を入浴前に指のあかぎれの傷口と頭皮湿疹の出ている個所に塗り込んで数十分おいてからシャワーで洗い流すという段取りでレスキュー実験での生玉ねぎ汁の治療効果の検証を行いました。
15日は炎症が少し治まりかゆみが減ったのが特徴的でしたが外観は特に変化はありませんでした。
16日から免役反応が活発化して熱っぽい状態になり患部周囲からリンパ液が出てくるようになりました。17日は免疫反応による痛みがあり体力も弱っていたので会社を休み休養を取りました。ロキソニンンを服用し炎症が収まってきたところで再度玉ねぎのしぼり汁を患部に塗って入浴を行いました。さらに生玉ねぎを冷凍しておいたものを小片にちぎり水で流し込むように飲んで内部からも生玉ねぎの効果を得られるようにしました。
患部がただれているので殺菌としてミルトンを希釈したものを洗面器に作り、頭皮と指を浸して殺菌しました。さらに頭皮脂質に繁殖するマラセチア菌対策としてニゾラール配合のコラージュフルフルで入念にシャンプーしました。
18日からは頭皮でリンパ液が固形化して盛り上がりかさぶた状になり始めました。シャンプー後にかさぶたが取れるとリンパ液が再びあふれて髪が絶えず濡れた状態で不快でした。
頭皮の炎症部は主に前頭で生え際から後ろ側にかけて広がっていました。三叉神経にそって
炎症が起きていたことからヘルペスの潜伏も疑いました。頭頂部も炎症がありましたが比較的軽度でした。そのため予防としてバルトレックス錠剤を2錠就寝前に飲むようにしていました。額とこめかみに炎症が広がってきましたがバルトレックスの服用でヘルペスによる水泡は発症しなくて済みました。
このように生玉ねぎのしぼり汁とミルトン(次亜塩素酸)希釈液による殺菌とコラージュフルフルによる頭皮洗浄を2日おきに繰り返して様子を見ました。次第に頭皮のフケがでなくなり、続いて指と頭皮の傷がふさがり始めました。入浴後に頭皮にリンパ液が出るもののしばらくふき取って収まったころにプロペトを塗って保湿していました。頭髪があるのでプロペトは塗りにくかったですが刷り込むように頭皮に塗ってからドライヤーでプロペトを溶かして頭皮になじませるようにしていました。この状態をキープしてしばらく様子を見てみました。しかし、ずいぶん改善はしたのですが炎症箇所は赤みが残っており、入浴後のリンパ液溶出が続いていたので22日から皮膚科で処方してもらった頭皮用のステロイドローション(デルモゾールローション)を塗るようにしてみました。
炎症個所は消炎し始めて入浴後のリンパ液の出る量も少なくなりはじめ2日後には頭皮のコこめかみ上の傷がふさがりかさぶたの量も減り始めました。22日を最後に生玉ねぎ絞り汁を塗るのも、冷凍生玉ねぎを服用するのも停止してみました。
治癒が進むと傷口が寒さを感じるのでなるべく帽子をかぶったりして寒さ対策をしました。
このようにしていて明らかに傷が小さくなり頭皮の赤みもなくなって改善したと実感できたのは25日でした。
この日から2日経ちましたが明らかに頭皮の状態が治癒したと実感できる状態まで復活しました。これまでフケとかゆみに悩まされていたのから解放されて寝ている時も無意識に頭を掻くといった衝動がなくなり深い眠りにつけるようになりました。27日現在はミルトン希釈液も停止してコラージュフルフルシャンプーのみで様子を見ていますがまだ悪化する兆候は出ていません。手のあかぎれも治りあかぎれはすっかりなくなりました。
今回の生玉ねぎ療法が効果を得たことについて考えられる生物学的機序としては免疫賦活化にあると思います。前の記事にも書きましたが、ミルトン希釈液でアトピー症状の感染源と免疫細胞のバランスが治癒側に傾いて急速に免疫細胞が活動し感染細胞の駆除を行い、健常者に近いところまでアトピー症状の寛解に至ったように生玉ねぎのしぼり汁がミルトンでは対処できなかった感染源に対して若干の効果があったのかと思います。次に免疫細胞と感染細胞のバランスが微弱に変わったことで免疫細胞が抗原認識をできるようになったのだと考えています。
おそらく感染源はさほど強くない感染力の何らかの真菌かバクテリアなのだと思います。一旦バランスが崩れてアトピーになったように今回は感染源側のバランスを崩すことで免疫細胞が活性化して抗原認識を促して免疫による感染細胞の駆除が始まり自己正常化へ舵を切れたのだと思います。
今後、この状態を維持できるように体調を注視していきます。体調に変化があったときは随時更新いたします。
生玉ねぎを食用にするのは抵抗がある方などはサプリもありますからご自身にあった方法で試してみてはいかがでしょうか。黒酢配合もあります。
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